結納返しって必要?する・しないケースと、地域別の相場を解説
2022.12.16
結納を予定しているものの、お返しはどうしたらいいのか分からない…と悩むカップルは多いもの。
結納は日本の古くからの伝統であり、今日に至るまで多くのカップルが交わしてきました。
しかし、いざ自分が結納金を受け取る身となると、お返しに悩んでしまうのが事実。
そこで、今回は結納返しの必要性や、結納返しをするケース・しないケース、地域別の費用相場などについてご紹介します。
結納返しで悩んでいる方は、ぜひこのページを参考にしてみてください。
結納返しって必須なの?
結論からいうと、結納返しは必須というわけではありません。
地域性や両親の考え方などによって異なるものの、結納返しをしていないケースもあります。
結納返しをしない理由としては、後述しますが主に「結納の額が高額ではない」「結婚相手の両親からお返しが不要であるという要旨の連絡を受けた」などがあります。
一般的に、結納返しはマナーとして考えられていることもありますが、結局のところは両家の意向次第といった点が大きいといえるでしょう。
結納返しをするケース
結納返しをするケースとして、比較的多いのが以下の4つです。
「頂いたまま、という状態に抵抗がある」
「伝統に沿って結婚へと進みたい」
「パートナーの喜ぶ顔が見られる」
「新婦側の親の意向によるもの」
結納返しをする方の意見を見てみると、お返しをしたいという希望があったり、伝統を重んじていたりする方が多いようです。
また、結納返しは形で贈るものであることから、パートナーの喜ぶ顔が見られることも理由の一つです。
結納返しをしないケース
結納返しは必須ではないので、もちろん「結納返しはしなかった」という新婦も少なくありません。
結納返しをしないケースとして比較的多いのが以下の通りです。
「新郎側の親から“お返しは不要”と言われた」
「結納返しに使う資金を、ふたりの結婚式の資金や新生活準備に使いたかった」
「地域柄、結納返しの習慣がない」
「新婦側に経済的な事情がある」
「新郎新婦が事前に婚約記念品を贈り合っていた」
結納返しをしないケースは上記のほかにもいろいろありますが、一般的には新郎側の親の意向や新婦側の経済的な事情、地域性などが結納返しの有無に関係しています。
地域別|結納返しの費用相場
ここからは、地域別に結納返しの費用相場をご紹介します。
結納返しを検討している方は、以下の費用相場を参考にしながら準備を進めておきましょう。
【地域別の結納返し費用相場(現金の場合)】
北海道:65万円
青森・秋田・岩手:63万円
宮城・山形:23万円
福島:33万円
茨城・栃木・群馬:49万円
東京:42万円
新潟:43万円
長野・山梨:50万円
富山・石川・福井:26万円
静岡:100万円
東海:26万円
関西:20万円
中国:21万円
四国:30万円
九州:29万円
【地域別の結納返し費用相場(品物の場合)】
北海道:15万円
青森・秋田・岩手:24万円
宮城・山形:15万円
福島:18万円
茨城・栃木・群馬:11万円
東京:27万円
新潟:18万円
長野・山梨:28万円
富山・石川・福井:17万円
静岡:25万円
東海:7万円
関西:18万円
中国:32万円
四国:25万円
九州:15万円
結納返しは、現金で返す場合と品物で返す場合とでやや費用差があります。
それぞれの費用感をふまえて、現金と品物のどちらで返すかを検討してみてください。
結納返しでよくある疑問
結納品を頂いたときや、結納返しを検討しているときなど「こういう場合はどうしたらいいの?」と悩む場面に遭遇することが少なくありません。
ここからは、結納返しでよくある疑問をご紹介します。
新郎側から「お返しはいらない」と言われたら?
新郎側から「お返しはいらない」と言われたものの、本当にお返しを準備しなくていいものか悩んでしまいますが、この場合は準備をしなくてもマナー違反にはなりません。
とはいえ、「受け取りっぱなしは抵抗がある」という場合もあると思いますので、少し高額なお菓子を贈ったり、食事会の費用を新婦側が負担するなど、何らかの形でお返しをするのもいいでしょう。
結納金が相場よりも低かったら?
結納金が相場よりも低いと、お返しに困ってしまうものです。
その場合は、ささやかなお返しにとどめるか、頂いた結納金の半分の額を返す(半返し)などが無難です。
なかには、結婚指輪を結納返しとしたカップルもいますので、新郎新婦やその両家と話し合ったうえで決めるのもいいでしょう。
一方的に結納金を渡されたら?
新婦側の想定外の結納金を渡された場合、お返しの必要性はそこまで高くありません。
突然の結納金の申し出であれば、お返しを期待しているわけではないことがほとんどです。
新郎側の家族の誠意であったり、おふたりの新生活で使ってもらえれば…という気持ちで贈っていたりすることも考えられます。
必ずしもお返しをする必要はありませんが、後日にふたりに金銭的な援助(結婚式費用の一部など)をするなどして、それをお返しとすることが多い傾向にあります。
おわりに
結納返しは新婦側にとって悩みの種といっても過言ではありません。
しかし、今回ご紹介した通り、結納返しは必須ではなく、両家や新郎新婦の意向や、地域性などによるものが大きいと言えます。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ結納返しについて家族やパートナーと話し合ってみてはいかがでしょうか。
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このコラムの監修者
アイネス ヴィラノッツェ
オーシャンポートサイド
「アイネス ヴィラノッツェ オーシャンポートサイド」は、東証スタンダード上場企業(コード番号:3607)の株式会社クラウディアホールディングス・株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営する結婚式場で、結婚に関連する様々なコラムを皆様にお届けしております。
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