結納金なしはアリ?マナー違反のリスクや判断時の注意点
2023.6.7
日本で古くから伝わる儀式である「結納」。結納するおふたりと、その家族が集まり、結納金や結納品を贈り合います。
しかし、近年はこの「結納金」に疑問を感じるカップルも増えている傾向にあります。
結納金の費用を、結婚資金や新生活の準備資金にしたいと考える方も多くなってきました。
とはいえ、結納金なしでの結納がマナー違反・失礼となるのか不安に感じる方も少なくないようです。
そこで、今回は結納金なしでの結納がマナー違反となるのか、詳しくご紹介します。
結納金なしで結納するのはあり?
結納の場で結納金を準備していないのはありなのか、悩む方は多いもの。結論からいうと、結納金なしでの結納に関する考え方は両家の意向によります。
「結納する以上結納金は必須」といった考え方の両親であれば結納金の準備が必要となりますし、儀式や品目を省略した略式結納ならそもそも結納金も結納品も準備は不要です。
とはいえ、結婚はおふたりだけではなく、両家も関わっていくこととなるので、なるべく両家が納得できる形になるように調整する必要があります。
結納金なしで結納するケース
結納金なしで結納をするケースとしては、どのようなことが挙げられるのでしょうか。
ここからは、「結納金なし」を選んだカップルたちの事例について詳しく見ていきましょう。
結婚式や新生活のお金を重視したい
結納金なしで結納するケースとしてまず挙げられるのが「結婚式や新生活のお金を重視したい」です。
結納金としてまとまったお金を準備して贈るのであれば、そのお金をこれからのことに使いたいと考えるカップルは多いです。
そもそも結納金は、受け取った女性が嫁入り準備をするために使われるもので、着物や婚礼家具、婚礼布団などの購入が目的でした。
しかし、近年は嫁入りの慣習は減り、おふたりの意思が尊重されるようになっています。
おふたりだけで新生活を始める方も多くなっていることから、「結納金なし」を選ぶことが多いです。
両親の経済的負担軽減のため
結納金は結婚する本人だけではなく、両親から捻出することもあります。
一般的な費用相場は100万円であり、決して安価であるとはいえない金額ではないでしょうか。
また、結婚式の費用を一部援助してもらう予定などがあれば、なおさら両親の経済的な負担は大きくなります。
そのため、新郎側の両親への配慮として結納金なしでの結納を選ぶことも多いです。
ちなみに、結納金なしを選ぶメリットがあるのは、新郎側だけではありません。
新婦側も結納返しを準備する必要がなくなるので、両家にとって経済的なメリットがあります。
婚約・結婚の記念品のほうを重視したい
「結納金」ときくと、お金で結婚のやりとりをするイメージが大きいと感じる方もいることから、お金の代わりに記念品を贈り合いたいと考えるカップルもいます。
お金とは異なり、いつまでも手元に残り続けるうえに、思い出にもなるので、あえて結納金ではなく記念品を選ぶケースも少なくありません。
結納金の考え方は年々変化・多様化しているので、両家の意向も交えながらおふたりが納得できる形を目指しましょう。
結納金なしを判断する際の注意点
結納金なしで結納することは、現代では珍しいことではなくなりました。
とはいえ、結納金なしで結納することに、両家の両親が違和感を覚える可能性もあります。
結納金なしを判断する際には、以下について注意しておきましょう。
報告だけではなく「理由」も添える
結納金なしでの結納を決めたら、報告だけで済ませるのではなく、きちんと理由も添えることが重要です。
「結納はしますが、結納金は準備しないこととなりました」と報告だけにとどめてしまうと、相手の両親が我が子を大切にされていないと感じたり、お金を出し渋っているといった印象を受けたりする場合があるためです。
「新生活の準備に充てるため」「結婚式の費用にお金をかけるため」「両家の負担を減らすため」など、結納金なしの報告と理由はセットにしましょう。
結婚式費用の負担の方法を決める
結婚式の費用は、結納金がある場合は両家で折半する、もしくは結納金を受け取った側の新婦が多めに負担することが一般的でした。
しかし、結納金なしの場合は、どのように結婚式の費用を負担するかは、話し合う必要があります。
たとえば、結納金がない代わりに新郎側が多めに負担するのか、それとも結婚式費用を折半する代わりに新生活に必要な家財道具の購入費用を新郎側が受け持つのか、などトラブルにならないように明確にしておきましょう。
現代の主流は結納金なしの結納よりも「食事会」
結納金なしで結納をしてもいいのか、と考えるカップルは少なくありません。
しかし、結納金なしでの結納は少ない傾向にあります。
なぜなら、結納なしの場合は、顔合わせの食事会へと変更することが多いためです。
食事会の場合、ホテルのレストランや割烹料理店など、特別感のあるお店が選ばれることが多いですが、両家の考え方に問題がなければカジュアルなダイニングレストランなどで行われることもあります。
いずれにせよ、必ずしも結納が必要なわけではないので、おふたり及び両家の両親の希望や意向を確認して検討してください。
おわりに
結納金なしでの結納は失礼にあたるのでは?といった不安を感じる方は多いものです。
さまざまな事情・考え方によって結納金を準備できないことはありますが、基本的には問題ない場合が多いです。
ただし、結納金を準備しない分、結婚式費用の負担や食事会など配慮する部分が生じることもあるので、注意が必要です。
まずは、おふたりでの話し合いを重ねつつ、両家に確認をとってみると良いでしょう。
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このコラムの監修者
アイネス ヴィラノッツェ
オーシャンポートサイド
「アイネス ヴィラノッツェ オーシャンポートサイド」は、東証スタンダード上場企業(コード番号:3607)の株式会社クラウディアホールディングス・株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営する結婚式場で、結婚に関連する様々なコラムを皆様にお届けしております。
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