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厄年の入籍・結婚|厄年の数え方・厄払いの方法・気をつけたいこと

2023.5.4

結婚式や入籍の時期を決める際、厄年を心配する人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、厄年に関する基礎的な知識や、結婚や入籍が厄年のタイミングになる人へ向けたアドバイスなどをご紹介します。

厄年とは

厄年とは、身体の健康や環境に災厄や問題が生じやすいとされている年齢のことを言います。
例えば、家庭に大きな変化が訪れたり、仕事で重要な役回りになったり、また体調に問題が生じやすかったりなどするため、気をつけて過ごすのが吉とされています。

そんな厄年は、日本に古くから伝わっている風習であるものの、その起源は明確に明かされていません。
しかしながら、神社などで「厄払い」ができたりと、私たちの生活にずいぶん定着している習わしであることも確かです。
厄年は正確には3種類あります。

  • 【前厄】厄年の前の年。厄年に向けて、自分の心身の状態に意識を向けて過ごすのが良い年
  • 【本厄】大きな災いが生じやすい年
  • 【後厄】厄年の次の年。厄年を終えても引き続き気を抜かずに過ごすのが良い年

実際には厄年を迎える前と後の1年も、生活全般に気をつけて過ごすべきとされています。

厄年の数え方

厄年は、「数え年」で計算します。
また数え年は、その年の誕生日を迎えているかどうかで変わります。
以下の計算方法を参考にしてみてください。

  • その年の誕生日を迎えている ⇒ 満年齢+1歳
  • その年の誕生日を迎えていない ⇒ 満年齢+2歳

女性の厄年

女性の厄年は、全部で4回あります。
数え年で19歳、33歳、37歳、61歳です。
また、この4回のうち33歳の年が大厄にあたります。

男性の厄年

男性の厄年は、全部で3回あります。
数え年で25歳、42歳、61歳です。
また、この3回のうち42歳が大厄にあたります。

厄年の入籍・結婚

健康や仕事、そして家庭など、生活のほぼすべてに関して、気を付けるべきとされる厄年。
それではこの厄年には、入籍や結婚を執り行うことも避けた方が良いのでしょうか?
ここでは実際に、厄年の入籍や結婚について解説していきます。

入籍・結婚は厄年でも大丈夫

どうしてもマイナスなイメージを持ちやすい厄年ですが、入籍・結婚を厄年に行っても問題ないとされています。
必ず避ける必要があるわけではないので、ふたりのタイミングを尊重して時期を決めるのが良いでしょう。

厄年の入籍・結婚は「厄払い」になる

厄払いとは、災厄を避け、身についたけがれを払い落とすことを言います。
そのため、入籍や結婚などのお祝いごとは、厄を払ってくれるという考え方もあります。
他にも、厄年の出産は、子どもを「産み落とす」ことから「厄落とし」と言われ、縁起がいいとされています。

厄払いをするのもひとつの選択

ただ、どうしても厄年のことが気になってしまう…という場合もあるかと思います。
そんな時は、神社などで厄払いをしてもらうのもひとつの方法です。
準備を前向きに進めていくための心の支えにもなってくれるでしょう。

厄払いの方法

厄払いは、お正月から節分の間に行うのが一般的とされています。
地域の寺社仏閣で受け付けています。実際に訪れたり、公式HPを探したりして、案内を探してみてください。

また、厄払いには、初穂料(はつほりょう)という謝礼を支払います。
神社によって違いは多少ありますが、5,000~10,000円が相場です。
儀式は、数十分ほど。神さまにお祈りする儀式であるため、遅刻しないように気をつけましょう。

厄除けのお守りを用意しよう

厄払いをしても不安が残る…そんな人は、厄除けのお守りを持つこともおすすめです。
その他にも、お札や絵馬、あるいは天然石など、厄除けグッズには、多種多様なものがあります。
ぜひピンとくるものを探してみてください。

気をつけたい厄年に対する考え

厄年は、災いが起こりやすい年回りではあるものの、良いことはひとつも起こらず、悪いことに満ちているということではありません。
そのため厄年を過ごす上では、「気の持ちよう」というあり方も大切です。

例えば、厄除けや厄払いをやればやるほど、「厄」を軽減できるというわけでもないでしょう。
厄払いの儀式や厄除けグッズに頼り過ぎないように気をつけましょう。

また、たとえ何か悪いことや問題が生じても、すべて厄年のせいと結論づける必要もありません。
良いことや悪いことは、厄年でない年にも経験するものです。
目の前の出来事に、きちんと対処する論理的な思考も大切にできると良いでしょう。

そして、厄年だからといって、何か挑戦したいことや取り組みたいことを諦めたり、避けたりする必要はありません。
厄年をすべての行動の基準にするのではなく、過ごし方の参考として取り入れるのが良いでしょう。
なにより、自分の気持ちやタイミングを尊重した上で入籍や結婚を含め、物事と向き合ってみてくださいね。

まとめ

厄年に関して、まったく気にしない人もいれば、重視する人もいるように、人それぞれ考え方は違います。
だからこそ、事前にパートナーと話し合ったり、お互いの両親に考えを確認してみることも大切です。
決して悪いことばかりではなく、自分やパートナーの体調や環境と向き合うきっかけもくれるのが厄年です。
厄年が少しでも穏やかな年になるよう、ぜひこのコラムを参考にしてみてくださいね。

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