両家顔合わせの基本情報まとめ 事前準備・当日の進行・手土産&服装
2022.9.8
結婚挨拶が済んだら、両家顔合わせの準備に取り組みます。
結婚挨拶と比べると、集まる人数も増えて緊張感も高まるのではないでしょうか。
そこでこのコラムでは、顔合わせに必要な準備や当日の流れ、そして気をつけたいポイントをまとめてご紹介します。
顔合わせと結納
両家顔合わせとは、お互いの両親を引き合わせ、家族間の親睦を深める食事会です。
また一方で、「結納(ゆいのう)」とは、婚約を両家の間でも確認することで、正式なものとする儀式のこと。
特に近年では、結納が割愛されることも多く、顔合わせのみを実施するパターンが増えています。
とはいえ、結納に対する考え方は、それぞれの家や地域によっても異なるもの。
事前に両家の認識を明確にしておくとよいでしょう。
顔合わせの準備
両家が初めて対面する顔合わせでは、ふたりが主体となって準備を進めていきます。
ここでは、事前準備に大切な2つのポイントをご紹介します。
①会場選びと参加者
顔合わせに選ぶ場所は、料亭やレストランが一般的です。
特に明確なルールもないので、フォーマルあるいはカジュアルなど、柔軟に選ぶことができます。
どのような雰囲気のお店にするか、ふたりでイメージを話し合っておくと良いでしょう。
また費用の目安は2~8万円と幅があるので、比較的自由度の高い会場選びができるでしょう。
基本的な参加者は、結婚するふたりと両家の親。ですが参加者に関しても、明確な決まりごとはありません。
場合によっては兄弟姉妹や祖父母が参加する場合もあります。
②日程と時間帯
顔合わせの候補日を何日か決めたら、参加者に都合の合う日程を確認してみましょう。
開催するタイミングは、結婚式のおよそ半年前が望ましいです。
式の準備で忙しくなる前に済ませられると安心ですね。
また、縁起の良いお日柄の場合、顔合わせや結納の会場は予約が埋まりやすいです。
「大安」などの日を指定するなら、早めに予約を入れましょう。
また「大安」の他にも、「友引」や「先勝」も良いお日柄ですが、時間帯によって吉凶が異なります。
お日柄と予約時間はセットで確認しておきましょう。
顔合わせの時間帯はお昼時が一般的です。
ですが、顔合わせ後に遠方の実家まで日帰りをしなくてはいけない場合は、早めの時間帯に開催し、一方で遠方からの泊まりがけの場合は、夜に開催するなど、両家の状況に合わせてあげるとより親切です。
当日の進行と例文
顔合わせには、決まった進行順序はありません。
そのためここでは、一般的に浸透している進行例をご紹介します。
①はじまりの挨拶
新郎もしくは新郎側の父が進行役をつとめます。
【例文】
本日は、お忙しいなかお集まりいただき、誠にありがとうございます。
この食事会は、私○○と、△△さんの婚約のご報告のために設けさせていただきました。
短い時間ではありますが、両家で有意義な時間を過ごせればと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
②家族紹介
結婚するふたりが、それぞれの家族を紹介します。
その後、ふたりの自己紹介を添えましょう。
手土産を用意している場合は、このタイミングで渡すとスムーズです。
③婚約指輪のお披露目
婚約指輪の話題と共に、コミュニケーションを取りやすい雰囲気を作るのもおすすめです。
④食事・歓談
新郎または新郎の父が乾杯の音頭を取ります。
食事やお酒のペースに気を配りながら、和やかな時間を楽しみましょう。
⑤結びの挨拶
新郎またはふたりで行います。
また食事が終わるタイミングで、ふたりのうちどちらかが、支払いを済ませておくのが良いでしょう。
【例文】
本日は、私たちふたりの結婚に際して、お集まり頂きありがとうございます。
両家の親睦を深める場となったことを、心から嬉しく思います。
未熟な私たちではありますが、これからも温かく見守っていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
⑥記念撮影
ふたりの結婚を祝し、家族全員で集合写真を撮影しましょう。
記念としても残しておくことが望ましいです。
上記の6ステップは、あくまでスタンダードな進行例です。
紹介したものを参考に、ふたりらしい食事会を考えてみてくださいね。
チェックポイント
その他、顔合わせで気をつけたい2つのポイントをご紹介します。
お互いの家族が心地いい時間を過ごせるよう、念入りに準備を進めましょう。
手土産
手土産は必ずしも必要なものではありません。
ですが一般的には用意することの方が多いです。
ただ、新郎側は持参したのに、新婦はなしとなるのも良くありませんよね。
したがって、手土産は事前に両家に確認を取り、持参の有無を揃えることが望ましいです。
価格相場は、3,000~5,000円。縁起の良い食べ物や地元の名産品、あるいは親の好みを取り入れたものなどがおすすめです。
服装
服装にも厳密なルールはありません。
ただ、それぞれ両家の服装に「温度感の違い」が生まれないように、ある程度事前に話し合っておけると安心です。
相手の両親はスーツ、自分の両親はラフなシャツなど、ズレが生まれないようにしましょう。
次のような装いが一般的です。
- 新郎、父親:ブラックスーツ、ダークスーツ
- 新婦、母親:膝丈より短くないワンピース、振袖、訪問着、色留袖
とはいえ服装は、選ぶ会場の雰囲気に合わせることも大切です。
カジュアルなレストランだったら、男性はノーネクタイでも問題ないでしょう。
まとめ
結納と比べると、顔合わせは和やかな空気の流れる食事会。
ですが、お互いの両親が初めて対面する機会でもあります。
会場や手土産など、準備の手間はありますが、このコラムでご紹介した基本を見直して、充実した時間を過ごしてくださいね。
PICK UP
このコラムの監修者
アイネス ヴィラノッツェ宝ヶ池
「アイネス ヴィラノッツェ宝ヶ池」は、東証スタンダード上場企業(コード番号:3607)の株式会社クラウディアホールディングス・株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営する結婚式場で、結婚に関連する様々なコラムを皆様にお届けしております。
「アイネス ヴィラノッツェ宝ヶ池」は、東証スタンダード上場企業(コード番号:3607)の株式会社クラウディアホールディングス・株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営する結婚式場で、結婚に関連する様々なコラムを皆様にお届けしております。
- 京都・北山のガーデンウエディング 結婚式場 アイネスヴィラノッツェ宝ヶ池 トップ
- お役立ちコラム
- 両家顔合わせの基本情報まとめ 事前準備・当日の進行・手土産&服装