「婚約指輪」と「プロポーズリング」の意味や違いをわかりやすく解説

2022.11.2

結婚を考えている、あるいは結婚を決めた女性に贈る指輪に、「婚約指輪」と「プロポーズリング」の2つがあります。
知ってはいるものの、この2つの指輪の明確な違いをちゃんと把握している人は少ないかもしれません。
そこでこのコラムでは、「婚約指輪」と「プロポーズリング」のそれぞれの意味や違いについてご紹介していきます。
プロポーズを計画中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「婚約指輪」で婚約の証を示す

「婚約指輪」とは、「婚約の証」となる指輪のことです。この指輪は、男性から女性に贈ることが一般的です。また、別名「エンゲージメントリング」などとも言われています。
この「エンゲージメント」という言葉は、約束や契約を意味し、古くは古代ローマ時代の慣習に由来しているそうです。
当時、結婚とは「家同士の契約」を意味しました。一族と一族の契約成立の証に支払われた手付金として、指輪が贈られていたそうです。
この古代ローマの習わしが「婚約指輪」の起源として有力な説とされています。
昔ほどではないにせよ、確かに現代でも「お家同士の新しい結び」という意味合いを含んでいますよね。
時代や国の違いを飛び越えて、現代の日本の結婚のあり方に少なからず影響を与えているのかもしれません。

婚約指輪を贈るタイミング

この婚約指輪を贈るのは、まさにプロポーズのタイミング。
男性が片膝をつき、プロポーズの言葉と共に指輪の入った箱を開ける…。「プロポーズ」という言葉から誰もが連想するこのようなシーンは、もはや王道シチュエーションですよね。
もちろんプロポーズの際に必ず必要なわけではありませんが、女性への愛情や固い決意を表明するための大切な贈り物として幅広く定着していることも事実です。

婚約指輪のデザイン

婚約指輪のデザインにはさまざまなものがあり、特別な決まり事はありません。
ですが、その中でもダイヤモンドをあしらったデザインが定番となっています。
婚約指輪は、一生の記念になる贈り物であり、ずっと大切にしていく一番大切な指輪と言えるものです。
だからこそ、ダイヤモンドのような華やかな宝石が添えられたデザインが人気のようです。

「プロポーズリング」でプロポーズを演出する

先ほど、プロポーズの際に贈る指輪として、婚約指輪を紹介しました。
ですが、それとは別に「プロポーズリング」というものもあるんです。
このプロポーズリングとは、プロポーズ専用の指輪のことです。
つまり、婚約指輪が「婚約の証」を表したものである一方、プロポーズリングは、「プロポーズを成功させるため」の指輪なのです。

サプライズにぴったりのプロポーズリング

例えば、プロポーズを準備する際に、プロポーズをする相手の指輪のサイズや、好みのデザインがわからないこともあるのではないでしょうか。
そんな時にいきなり高額な婚約指輪を購入するというのは、なかなか難しい場合もあるかと思います。そういう時に役立ってくれるのがプロポーズリングです。
プロポーズを演出するためのプロポーズリングは、必ずしも相手の指のサイズぴったりに合わせる必要はありません。
ですので、サプライズでプロポーズをしたい場合であっても、気軽に用意することができるのではないでしょうか。

また、日常的に身につける婚約指輪とは違い、演出用であることがポイントです。
写真映えするようなデザインが豊富に揃っていることに納得できるでしょう。
例えば、メッセージ入りのチャームがついたリングなど、プロポーズのシチュエーションをよりロマンチックに演出してくれるデザインが人気を集めているようです。

新しいプロポーズの形

あるいは、リングではなく、ダイヤモンドの石をそのままプレゼントすることもあります。
プロポーズの後に、女性の希望に合わせてリングにしたり、ネックレスにしたりなど、作る過程を相手と一緒に共有できるということからも、ニーズを増やしているようです。
このように贈り物としてのみならず、プロポーズをするシチュエーションそのものを飾り付けてくれる新しいプロポーズの形は、これからも広がっていくのではないでしょうか。

婚約指輪とプロポーズリングの価格の違い

2つの指輪には、価格面でも大きな違いがあります。
プロポーズのイメージをより具体的に考える参考にしてみてください。

婚約指輪

プロポーズ時に贈るものとして一般的な婚約指輪は、ダイヤモンドを始め宝石をあしらうことが多いため、価格も比較的高額になります。
とは言え、10万円台から100万円以上するものまであり、価格帯はかなり幅広くなります。
相場としては30～40万円くらいのものを購入する人が多いようです。

プロポーズリング

一方のプロポーズリングは、3万円前後のものが一般的です。
婚約指輪と比べると格段にリーズナブルになるのが特徴です。（ダイヤモンドなど宝石を使用するものは含まれません）
婚約指輪にお金をかけるよりも、プロポーズ全体を華やかなシーンに作り上げたいという人にとって、プロポーズリングはぴったりのアイデアになるでしょう。
場所選びや食事など、他の要素と組み合わせながら、イメージを膨らませてみてくださいね。