結婚式の席次はどう決める?基本ルールとチェックポイント
2023.3.17
結婚式の準備を進めていく中で、新郎新婦を悩ませるのが席次決めや席次表の作成です。
細かなルールをふまえて、何十人ものゲストの席次を考えるのは、決して簡単なことではありません。
そこでこのコラムでは、席次表の決め方や気をつけたいポイントなどをご紹介していきます。
披露宴の席次とは?
「席次(せきじ)」とは、結婚式の披露宴で、ゲストが座る席を指します。
結婚式に招待されたことのある人は、披露宴会場の中の自分の席次を「席次表」で確認しているはずです。
そしてその席には、自分の名前の席札があったのではないでしょうか。
この席次や席次表ももちろん、主催の新郎新婦が一人ひとりのゲストを思って用意してくれているものなのです。
席次の基本的なルール
席次のルールは、披露宴会場のテーブルの形によっても変わりますが、共通の基本ルールがあります。
それは、新郎新婦の席(メインテーブルや高砂)を正面にして左側に新郎のゲスト、右側に新婦のゲストに分けられることです。
また、新郎新婦に近い席を「上座(上席)」、遠い席を「下座(末席)」と呼びます。
上座から下座は、以下の順番です。
- 主賓
- 職場の上司
- 学生時代の恩師
- 会社や職場、学生時代の先輩
- 友人・同僚
- 後輩
- 親戚
- 両親
テーブルの形ごとのルール
披露宴会場のテーブルは、主に丸テーブルや長テーブル、オーバル型などがあります。
また、テーブルの形によって、ルールも若干異なります。
自分たちの結婚式の披露宴会場が決まっている場合は、テーブルの形に沿ったルールを参考にしましょう。
丸テーブルの場合
- メインテーブル(高砂席)に近いテーブルが上座となる
- 同じテーブル内でも、新郎新婦に近い席ほど上座、遠い席ほど下座となる
- テーブルの数字が小さいほど上座となる
長テーブルの場合
- 会場の中央に近いほど上座となる
- 同じテーブル内でも、新郎新婦に近い席ほど上座、遠い席ほど下座となる
オーバル型の場合
- 新郎新婦の席に近いほど上座、離れるほど下座となる
- 丸テーブルや長テーブルほど、上座・下座の区別が明確ではない
席次で気をつけたい3つのポイント
以下は、席次作成中に実際に生じた不明点や疑問点です。
自分たちの席次を作成する時にも参考にしてみてくださいね。
両家のゲストの人数に差があるとき
新郎と新婦のゲストの数に差がある場合は、テーブルの位置が左右で区切っている新郎側、新婦側のスペースをはみ出してしまっても問題ありません。
また、両家のゲストが同じひとつのテーブルにつくというケースもあります。
ただ、その場合は、年齢層や趣味や雰囲気が近いゲストを配置できると良いでしょう。
初対面同士であっても、少しでも心地よくゲストが過ごせるよう配慮が必要です。
お年寄り・子ども・妊婦のゲストがいるとき
年配者のゲストは、身体が不自由であったり、体力が衰えていたりする場合もあるため、可能な限り出入口付近の席次にすると良いでしょう。
また、座席の向きも、新郎新婦に背を向ける位置ではなく、ふたりが自然に見えるような、身体に負担のかからない位置を心がけてあげると親切です。
子どものゲストは、長時間の披露宴の間、ずっと座っていることが難しい場合もあります。
披露宴の最中に飽きてしまったり、グズってしまったりしても、周りのゲストに迷惑がかからないように、子連れゲストの席も、出入口付近にしておくのが良いでしょう。
また、司会者のマイクが子どもたちの泣き声や大声を拾わないように、司会者との位置も考慮に入れて場所を設定できると安心です。
そして子連れのゲストは、席次にも気を配る必要があります。
例えば、食事の補助を要する小さな子どもの席次は、両親の間に配置してあげると良いでしょう。
妊婦のゲストの場合も、お年寄りや子どものゲストと同様、出入口付近が良いでしょう。
身体への負荷や体調を考慮してあげることが大切です。
グループが1つのテーブルに収まり切らないとき
ゲストの席次は、地元の友人同士や部活動やサークルのメンバー、職場の繋がりなど、ゲストのグループごとに、テーブルで分けて決めていきます。
ですが、ゲストのグループの数が、テーブルに配置する席数と必ずしもフィットするとも限りません。
その場合、例えば10人のグループは、2テーブルに5人ずつ配置し、数に偏らないようにしましょう。
もし、5人席のテーブルだけれど、ゲストのグループが6人の場合、テーブル1人追加して席次を組むことができるかどうかを、式場スタッフに確認してみましょう。
6人でセッティングが難しい場合は、代替案を提案してくれるはずです。
さいごに
今回は、披露宴に招待するゲストの席次について、ルールや決め方のポイントをご紹介しました。
数も多く、その関係性もさまざまなゲストの席次を1人ひとり決めていく作業は、結婚式の作業の中でも新郎新婦を特に悩ませるでしょう。
ですが、自分たちの結婚を祝福してくれる大切な人たちに、思いを馳せられる充実した時間にもなるはずです。
ぜひこのコラムを参考に、大変な作業も充実させながら取り組んでみてくださいね。
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このコラムの監修者
アイネス ヴィラノッツェ宝ヶ池
「アイネス ヴィラノッツェ宝ヶ池」は、東証スタンダード上場企業(コード番号:3607)の株式会社クラウディアホールディングス・株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営する結婚式場で、結婚に関連する様々なコラムを皆様にお届けしております。
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