結婚式の引き菓子にいくらかける？相場と節約方法の紹介

2023.12.18

結婚式に参列したゲストに贈る引き菓子。結婚式の場に適したお菓子を選ぶ必要があるほか、ゲストの人数分と、決して少なくはない数を購入しなければなりません。
そのため、引菓子を選ぶ上で金額は重要なポイントと言えます。

そこで、このコラムでは、引き菓子についての解説や定番の引き菓子の紹介、そして引き菓子の相場など、引き菓子を選ぶのに必要な情報をまとめてご紹介します。

結婚式の引き菓子とは？

引き菓子とは、結婚式に出席してくれたゲストへ贈るお菓子を指します。
結婚式に引き菓子を贈る目的は、自分たちの挙式を祝ってくれたことへの感謝を伝えることです。
その他にも、式に出席していないゲストの家族にも楽しんでもらうための手土産としての意味合いが込められています。

「引き菓子」の「引く」という言葉は、「配る」や「贈る」を表すほか、「長引く」という意味があります。
このことから引き菓子には、新郎新婦からゲストへ「これからも末永くよろしくお願いいたします」というメッセージを運ぶ役割もあるのです。
また引き菓子は、記念品となる引き出物と一緒に贈るのが一般的です。

引き菓子に贈りたい縁起のいいお菓子

引き菓子に選ばれるお菓子のなかには、縁起が良いとされるお菓子も多くあります。
そこで、ここではお祝いの場にぴったりな代表的な引き菓子をご紹介します。

バウムクーヘン

バウムクーヘンの幾層も重ねて焼き上げる生地には、さまざまな意味合いがあります。
結婚式のお祝いの場では「長寿」や「繁栄」の願いが込められています。
またお菓子の中でも、特別な機会にいただく高級感のあるお菓子なので、引き菓子として贈るとゲストからも喜ばれるでしょう。

金平糖

金平糖は引き菓子の定番。
昔ながらの”和菓子”というイメージがありますが、元々はポルトガルからやってきたお菓子です。
日本で初めて金平糖を食べたのが織田信長とも言われています。
また、金平糖を製造するには、職人の熟練の技と経験が求められ、何日も要します。
このことから、時間をかけて製造する金平糖は、家庭を築いていく様子と重ねられ、結婚式の場にぴったりな縁起物とされるようになったそうです。

紅白饅頭

縁起の良い紅白色をした紅白饅頭。
しかしそもそも紅白色が縁起が良いと言われているわけは、紅色は命の誕生や新たな出会いを表し、白色は別れや死といった人生の終わりを意味します。
つまり紅色と白色、この二色を合わせ「人の一生」を表しているのです。
そのため、夫婦として一生を添い遂げる門出である結婚式にふさわしい、定番の引き菓子とされています。

引き菓子の相場

お菓子と言えども、金額はさまざま。あまりに安すぎても結婚式の場にふさわしいとは言えませんし、高額すぎるとゲストの人数分を購入することをふまえると、かなりの費用がかかってしまうことが考えられます。

実際、結婚式を挙げたカップルが引き菓子にかけた費用は「1,000円～1,500円」が相場です。
1人にかける金額は決して高額ではありませんが、ゲストの人数が100名を超える規模の大きい結婚式の場合は、引き菓子に数十万円ほどの費用がかかります。

引き菓子の節約方法

結婚式の会場の使用料やドレス、コース料理など、結婚式にかかる費用は多岐に渡ります。
そのため、「引き菓子の費用はなるべく抑えたい…」というカップルもいるのではないでしょうか。
そこで、結婚式を実際に挙げたカップルが取り入れていた、引き菓子の節約方法をご紹介します。

【1】家族に1つを用意する

引き菓子は引き出物とセットで贈ることが多いです。
またゲストが家族全員で参列する場合、引き出物と引き出物を家族で1つ贈るということも可能です。
引き出物と引き菓子の数を減らすことができるでしょう。
ただし、他のゲストに贈る引き出物・引き菓子よりも少し豪華な物にするなどの工夫が必要です。

【2】ウェブショップを利用する

オンラインでは、引き菓子を販売しているショップが多くあります。
売られている引き菓子のなかには、式場で用意されているものと同じでありながら割安で購入できるものもあります。
式場で購入を決める前に、一度オンラインを確認しておくと良いでしょう。
ただ、自分たちで個別で購入する場合、式場では「持ち込み料」がかかる場合もあります。
その支払いも加味した上での計算が必要です。

まとめ

結婚式のメインは、当日の挙式や披露宴の楽しく、しあわせな時間です。
しかし、ゲストに対する感謝や気遣いがこもった引き菓子は、この日のしあわせな気持ちを長引かせてくれる素敵な贈り物になるでしょう。
ぜひこのコラムを参考に、引き菓子を上手に節約しながら、ゲストが喜んでくれる引き菓子のアイデアを話し合ってみてください。

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