結婚式の新郎の手紙の書き方｜ポイントや例文も紹介

2024.3.21

結婚式の終盤、新婦から両親に宛てた手紙を読む場面では、会場全体が感動に包まれますよ。
この手紙の演出を、昨今では新婦のみならず新郎もおこなうカップルが増えているのです。

そこでこのコラムでは、新郎が手紙を読む演出をする場合のポイントや例文を紹介します。

新郎も結婚式で手紙を読む演出が増加中

結婚式の大きな見どころとして、花嫁が両親に贈る手紙のシーンは外せない演出ではないでしょうか。
しかし近年では、新婦のみならず新郎が手紙を読むことも増えているそうです。
一般的に新婦が手紙を読む場合は、両親に宛てることが多いですが、新郎からの手紙は、両親に限らず新婦に贈ることもあります。
新婦や両親、そしてゲストにも予想しづらいため、新郎の手紙は結婚式で盛り上がる演出として注目を集めているのです。

ここでは実際に、新郎の手紙を考えている人に、手紙を書く際のポイントや例文も紹介していきます。

新郎の手紙を読む際におさえたいポイント

実際に新郎が披露宴で手紙を読む際に気を付けたいポイントは以下の3つです。

●新郎の手紙のタイミングは新婦の手紙の後
●新婦や両親へのメッセージを謝辞に組み込む
●忌み言葉・重ね言葉は使わない

それぞれ紹介していきます。

新郎の手紙は新婦の手紙の後に読む

新郎が手紙を読む場合でも、新婦の手紙の演出も行われることがほとんどです。
つまり、新郎が手紙を読む演出をする披露宴では、新婦と新郎、それぞれの手紙の演出があるということになります。
そこで重要になるのが手紙を読む順番やタイミングです。
一般的に手紙は、サプライズで用意されることが多いですが、新婦の手紙の前に新郎の手紙の演出を設定してしまうと、その後の新婦からの手紙のインパクトが薄れてしまうことが考えられます。
このことから、先に新婦からの手紙を設定してあげるのが望ましいでしょう。

新婦や両親へのメッセージを謝辞に組み込む

ひとつの演出として手紙を読むのではなく、結婚式の最後に述べる謝辞の時に新婦や両親に思いを伝えるというパターンもあります。
たとえば、伝えるメッセージがあまり長尺にならない場合は、謝辞と一緒にするのも良いでしょう。

忌み言葉・重ね言葉は使わない

お祝いの場では、忌み言葉や重ね言葉を避けましょう。
不幸を連想させる忌み言葉には、「落ちる」「衰える」「終わる」「欠ける」「悲しむ」などがあります。
また、一度の結婚が理想とされていることから、再婚を連想させる重ね言葉も避けるのが無難です。
手紙が書き終わったら、忌み言葉や重ね言葉を使っていないか確認しましょう。

新郎が読む場合の手紙の内容

ここでは、手紙の長さや構成についてご紹介します。
何をどうやって、どのくらい書いたらいいのかわからない、という方はぜひ参考にしてみてください。

手紙の長さ

手紙の長さは、読み上げる時間を目安にすると2～3分ほど、また文字数を目安にすると600～800字ほどがちょうど良いでしょう。
一般的に手紙の演出は、結婚式の後半に設けられることが多いです。
ただ、結婚式の後半には新婦の手紙や謝辞などが続きます。
そのため、ゲストが聞いていて疲れないよう、先述の時間・文字数を参考にしてみてください。

手紙の構成

手紙を書く習慣が薄れている昨今、そもそもどのように書き進めていけばいいのかわからない新郎も多いのではないでしょうか。
しかし、一から思うままに書き並べると間延びした文章になってしまい、聞いているゲストが退屈してしまう可能性も考えられます。
そのため、特に文章を書くことに慣れていない新郎には、以下の構成を参考に、伝えたいことをあてはめて考えてみるのがおすすめです。

【1】はじまりの挨拶
手紙を書くことを決めた理由を伝えると、ゲストも受け取る準備が整うでしょう。

【2】エピソード
手紙の核となる部分です。新婦や両親など、手紙を贈る相手との具体的なエピソードを通して感じた想いを伝えましょう。

【3】締めの挨拶
感謝の言葉や、これから始まるふたりの新しい生活に向けた意気込みを伝えましょう。

上記の3つのパートからなる手紙の型を用いることで、伝えたい思いが整理され、文章化しやすくなるはずです。

【贈る相手別】手紙の例文

手紙を書きたいのに、具体的にどのようなことを書けばいいのかわからない！という新郎もいるかもしれません。
そこで最後に、手紙を贈る相手別に、具体的なエピソードの例文集を紹介していきます。

両親に向けた手紙の具体的なエピソード

お父さん、お母さん、僕が打ち込んでいた野球のために、いつもサポートしてくれて本当にありがとう。
部活動のお弁当作りや試合の送迎・応援など、一番近くで応援してくれていたことが、僕の励みになりました。
ふたりのサポートがあったからこそ、野球を続けることができました。本当にありがとう。

新婦に向けた手紙の具体的なエピソード

僕たちが初めて出会ったのは、友だちとのごはん会だったね。
●●を初めて見たその日、僕はすぐにふたりで会いたいと思ったのをよく覚えています。
そして、初めて会った時から変わらず、いつもニコニコと僕のそばにいてくれる●●に何度も救われています。
これからも●●の笑顔を守っていけるように頑張ります。

まとめ

新婦に加え、新郎の手紙の演出も用意された結婚式は、新郎新婦や両家家族、そしてゲストにもより深い感動をもたらしてくれるでしょう。
手紙を書くうえで、絶対に守らなければならないルールはありませんが、披露宴の流れや前後の演出をふまえて、手紙の内容や長さを考えることが望ましいといえます。
手紙を書きたいという新郎は、ぜひこのコラムを参考に、書き進めてみてください。

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