再婚の挨拶では何に注意すべき？挨拶のポイントや例文を紹介

2022.11.1

両親への挨拶でのポイントは、初婚と再婚で異なります。
初婚と同じように挨拶をすると、相手を不快な気持ちにさせたり不安を与えたりする恐れがあります。
この記事では、再婚の挨拶における注意点やポイント、例文などについて解説します。
相手の両親への再婚の挨拶に不安を感じている方、失敗したくない方は参考にしてみてください。

再婚の挨拶における注意点

再婚の挨拶では、次の注意点を押さえましょう。

再婚であることを事前に伝えておく

再婚に対する印象は人それぞれですが、離婚すべきではないとの考えを持つ人も少なくありません。
離婚した経験がある人との結婚をよく思わない可能性を考慮して、再婚であることをパートナーを通じて伝えておきましょう。

相手の両親に心の準備をしてもらうことで、過度にマイナスな印象を持たれるリスクを軽減できます。

対面で挨拶をする

コミュニケーションツールが充実している現代では、実際に会わずに挨拶を済まそうと考える方もいるでしょう。
特に、相手の両親が遠方に住んでいたり高齢であったりすると、その傾向は顕著になります。
しかし、再婚であっても礼儀として対面で挨拶することが大切です。

スマートフォンやタブレットの画面越しではなく、対面でコミュニケーションを取ることで、結婚相手として相応しいという印象を与えやすくなります。

離婚の原因は簡潔に伝える

再婚の場合は、前回の結婚における離婚の原因、理由などが気になるのは自然なことです。
これから親族として関わるため、嘘をついたり誤魔化したりしてはいけません。
再婚であっても良い結果になるように、離婚の原因は必ず伝えましょう。

その際に、事の経緯から全て伝える必要はありません。
伝える情報が多くなればなるほどに疑問点がわき、質問攻めにあう恐れがあります。
また、当事者以外に理解してもらうことは難しいため、話しすぎないようにしましょう。

相手に非があるケースにおいても相手の悪口は避け、理由や原因について簡潔に伝えます。

子どもについて伝える

子どもがいる場合は、その旨を伝えましょう。
挨拶に子どもを同行させると相手の両親としても戸惑ってしまうため、子どもがいる事実についてのみ伝えることが大切です。

両親への挨拶の当日の流れ

両親への挨拶の当日の流れは次のとおりです。

1.約束の時間の数分前に到着する
2.玄関先で簡単な自己紹介と時間を取っていただいたことへのお礼の言葉を述べる
3.上がるように言われてから靴を脱いで上がる
4.座るように促されたら、入り口に最も近い下座に座る
5.座布団を外して挨拶をする

これは、初婚の場合の挨拶と同じ流れです。

挨拶の文例

再婚の挨拶では、次のように挨拶しましょう。

「はじめまして、○○（氏名）と申します。本日はお時間を作っていただきありがとうございます。」

このように挨拶をしたうえで歓談し、雰囲気を見て再婚の挨拶をしましょう。
再婚の挨拶の例は次のとおりです。

「本日は、○○さんとの結婚をお許しいただきたく挨拶に伺いました。
○○さんとは○○よりお付き合いをさせていただいております。
すでに○○さんからお聞きになられているとは思いますが、私には離婚歴があります。
再婚になるため、ご不安やご心配なこともあるかと存じますが、私なりに○○さんを幸せにしたいと考えております。」

女性側が再婚の場合は、離婚歴があることを伝えたうえで「幸せな家庭を築きたいと思います。」と初婚の挨拶と同じような挨拶で問題ありません。

再婚の挨拶を拒否された・反対されたときの対応方法

再婚の挨拶を拒否されたり、挨拶したものの反対されたりするときは、その理由を明らかにしましょう。
例えば、離婚理由が自身の不倫だった場合、両親が反対するのも無理はありません。
不倫をした過去は変えられないため、どのような気持ちで理由を打ち明けたのか、これからどうしようと思っているのかなどを誠心誠意伝えましょう。

一度の挨拶で反対されても、時期を見計らって二度目の挨拶をしてみてください。
ただし、再度挨拶に伺いたい旨を伝えても断られる場合があります。
その場合は、電話でもいいので対話を繰り返し、納得してもらえるように務めましょう。

まとめ

再婚を成功させるには、適切な形で両親に挨拶する必要があります。
再婚に対して偏見があったり、不安にさせたりするのは仕方のないことでしょう。
大切なのは、いかに離婚理由を誠心誠意伝えて納得してもらえるかです。
再婚はそれほど珍しいものではないとの認識が広まりつつあるものの、再婚に対してネガティブなイメージを持つ人も少なからずいます。

今回、解説した内容を参考に、両親への再婚の挨拶を成功させましょう。

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